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【ETC Nomad入門ブログ vol.2】インストール&セットアップ

前回Nomadとはどのような照明卓なのかをざっくりと説明しました。この記事ではETC Nomadをセットアップする方法を紹介します。
セットアップといっても、ソフトウェアを使ってみるだけならUSBドングルやGadgetを実際に購入している必要はありません。ドングルがないとDMXを出力することはできませんが、灯体をパッチしたりキューを組むことはできます。

用意するもの

  • MacWindows PC
  • Nomad USBドングル
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    USBでPCに接続してNomadのライセンスを認証するための小さなUSBドングルです。これがないとDMXが出力できません。
  • USB DMX Gadget
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    USBでPCに接続してDMXを出力する箱です。現行品のGadgetⅡはDMXが2ポートついているようです。

まず、ETCのウェブサイトからNomadのソフトウェアをダウンロードします。Macの場合は「Eos ETCnomad MAC Software v2.9.1」を、Windowsの場合は「Eos Family Console Software v2.9.1 (Consoles, RVIs, RPUs, ETCnomad Puck and ETCnomad) for PC」を選んでください。バージョン番号は更新とともに変わります。ダウンロードしたファイルを開いてインストールしてください。
インストール後、Nomadソフトウェアのアイコンをクリックすると、EOSとElement2を選ぶ画面が出てきます。EOSでもElementでも機能はほとんど変わらないので、とりあえずEOSを選べばいいのではないかと思います。
コンソールモードを選択すると、実際にコンソールを起動する画面に進みます。ここで左下のSettingをクリックすると、Languageのところで表示言語を選ぶことができます。
f:id:appleflourbutter:20191109230252p:plain コンソールを起動するボタンは左上のボタンです。ドングルを接続した場合はプライマリ、接続していない場合はオフライン w/Vizと表示されていると思います。オフラインの場合は、ドングルがないとDMX出力ができないというダイアログが出ますが、OKを押すとコンソールが起動します。
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次回はパッチの仕方を紹介します。