【ETC Nomad入門ブログ vol.7】キューの記憶
前回までで灯体の操作の仕方を一通り紹介しました。インテンシティもLED灯体のカラーも操作できるようになったので、動きのない明かりであればここまでの内容で作れるはずです。今回は作った明かりをキューとして記憶させる方法を紹介します。
まず、F1を押してライブモードに入ります。ライブモードに入るとコマンドの入力欄にオレンジでライブと表示されると思います。
ライブモードに入った状態で各チャンネルのインテンシティやカラー、フォーカス*1を操作し、明かりを作ります。
キューの保存
そうして作った明かりをキュー1に記憶させる場合のコマンドは次のようになります。
レコード(R) キュー(Q) 1 (Enter)
そうすると、その時点の明かりがキュー1に記憶されます。キュー1の次は2、その次は3、などのように順番に記憶させてキューリストを作っていきます。*2
そうして保存したキューはキューリストインデックスのタブから見ることができます。
キューをたくさん記憶したあとにキュー同士の間に別のキューを挟みたくなることもあると思います。例えばキュー12とキュー13の間にキューを挿入するコマンドは次のようになります。
レコード(R) キュー(Q) 12.5 (Enter)
このコマンドではキュー12と13の間に新しくキュー12.5が挿入されます。12.51、12.52などのようにさらに細かく分けていくことも可能です。
違うキューへの移動
現在のキュー以外の記憶したキューに移動*3し、編集を加えるには移行キューコマンドを使います。キュー6に移動する場合、コマンドは次のようになります。Controlキーを押してからキーボードのGを押してください。
移行キュー(control + G) 6 (Enter)
また、現在編集しているキュー*4を上書きしたい場合はキュー番号を入力する必要がありません。
レコード(R) (Enter) (Enter)
自動でキュー番号が入力され、確認が求められるのでもう一度Enterを押してください。すでに記憶してあるキューを編集する場合は移行キューで編集したいキューに移動し、明かりを編集して上書きをすることになります。
キューの削除
記憶したキューを削除したい場合のコマンドは次のようになります。
(Delete) キュー(Q) 21
このコマンドでキュー21が削除されます。もともと20、21、22と並んでいた場合、キュー21が抜けることで20の次が22になります。
今回はキューの記憶の仕方を紹介しました。次回は記憶したキューのタイムの設定の仕方を紹介します。