【ETC Nomad入門ブログ vol.4】LED灯体やムービングライトのパッチ
前回はディマーのパッチの仕方を紹介しました。今回は複数のアドレスを使用するLED灯体やムービングライトのパッチの仕方を紹介します。
LED灯体やムービングライトはそれぞれ違うパラメーターを持っており、DMXアドレスと機能の割り当ても違うため、パッチする際にそれぞれ機種とモードを選ぶ必要があります。今回は例としてチャンネル11にAmerican DJ*1のDotz PARをアドレス34から5chモードでパッチしてみたいと思います。
Dotz PARをパッチしてみる
まず、灯体をパッチするチャンネルを選択します。
11 (Enter)
これでチャンネル11が選択されます。チャンネルを選択した状態で右のほうにあるタイプという欄をクリックしてください。
タイプをクリックすると機種を選択する画面が開きます。最初は左下のShow*2というボタンが黄色くなっていると思います。今回はメーカー名から探すので隣にある製造者というボタンをクリックしてください。
すると、左側2列にメーカー名、右側に機種名が表示されます。一番下の<<や>>のボタンはページを切り替えるために使います。メーカー名はアルファベット順なので、右に一つ進めるとAmerican DJが見つかると思います。機種名もアルファベット順に並んでいます。その中からDotz PARを選んでクリックしてください。
そうすると、モードが一覧で表示されます。今回はその中から5chを選んでください。
モードを選ぶとチャンネルと機種の結びつけが完了します。その後にチャンネルとアドレスを結びつける必要があります。例えばチャンネル11にDMXアドレス34のDotz PARをパッチする場合、コマンドは次のようになります。
11 アドレス(A) 34 (Enter)
アドレスを指定し、エンターを押すとパッチが完了します。
フィクスチャーライブラリに登録されている灯体*3の場合はこのような手順でパッチが可能です。もし登録されていない場合*4は自分でデータを作ることもできます。
次回はチャンネルの操作のしかたを紹介します。