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【ETC Nomad入門ブログ vol.6】LED灯体やムービングライトの操作

前回はチャンネルのインテンシティの操作の仕方を紹介しました。今回はLED灯体やムービングライトの操作の仕方を紹介します。
LED灯体やムービングライトの場合でも、インテンシティの操作の方法はディマーと変わりません。例えばチャンネル11にパッチした灯体をフルで点灯する場合、コマンドは次のようになります。

11 @ フル(F) (Enter)

MLコントロールタブからパラメーターを操作

インテンシティ以外のパラメーターを操作するときはMLコントロールのタブを使います。ムービングライトの略でMLですが、LED灯体の色のコントロールなどもここから行うことができます。まだ開いていない場合は右端の+ボタンから新しく開いてください。
MLコントロールでパラメーターを操作するには先にチャンネルを選択しておく必要があります。ライブ サマリータブやライブ テーブルタブでチャンネルを直接クリックするか、チャンネル番号に続けてエンターを押してチャンネルを選択してください。

11 (Enter)

チャンネルを選択すると、MLコントロールタブにはこのように表示されます。
f:id:appleflourbutter:20200112120023p:plain
一番左がインテンシティ、その右にカラーピッカー、各LED素子個別のインテンシティ、ヒューとサチュレーションのホイールが並び、一番右にディマカーブの選択ボタンがあります。ホイールの上でマウスでスクロールすると、それに応じて値が変わるようになっています。
ムービングライトの場合はパンやチルトのホイールが加わります。例えばMartinのMac Viper Profileはこのように表示されます。
f:id:appleflourbutter:20200112121238p:plain
機能が多すぎてスクロールしないとすべてのパラメーターを見ることができません。

ホームボタンで元に戻す

たくさんのパラメーターを操作しているうちにどこを変えたのかわからなくなってしまうこともあると思います。そういった場合は家のマークのホームボタンでパラメーターをデフォルトの状態に戻すことができます。ホームボタンは各パラメーターごと、フォーカス、カラーなどの種類ごと、あるいはすべてのパラメーターに適用するもの*1など、適用範囲ごとに用意されています。

今回はLED灯体やムービングライトの操作の仕方を紹介しました。次回はキューの記憶の仕方を紹介します。

*1:MLコントロールタブの一番左にあります。